一州町(いっしゅうちょう)は、愛知県名古屋市港区の地名。当地域の人口は0世帯・0人(2018年3月1日現在)。住居表示未実施。
地理
名古屋市港区中央部に位置する。西は稲永一丁目・稲永二丁目、南は名古屋港、北は十一屋一丁目に接する。
歴史
当地は文政年間に栗田兵部なる人物の手により稲富新田として開発された土地の一部であり、明治まで水田地帯であったが、大正中期には荒れ地と成り果てていたという。そこに知多郡の安藤孝三により水上飛行機による飛行場が設置された。昭和に入ると飛行場は競馬場に変わり、1939年(昭和14年)には名港火力発電所が建設され操業を開始した。1989年(平成元年)に開催された世界デザイン博覧会において、名古屋港会場の駐車場が設置された。
町名の由来
町域は成立当初名港火力発電所の用地であったため、その運営会社の当時の社長であった松永安左衛門の雅号である「一州」により命名されたとされる。松永は出身地の壱岐国(壱州)にちなんで「一州」と号した。
沿革
- 1940年(昭和15年)10月15日 - 港区稲永新田の一部により、同区一州町として成立。
- 1959年(昭和34年)1月20日 - 埋立地を編入する。
学区
市立小・中学校に通う場合、学校等は以下の通りとなる。また、公立高等学校に通う場合の学区は以下の通りとなる。
施設
- カインズモール名古屋みなと
交通
- 愛知県道227号港中川線(金城ふ頭線)
その他
日本郵便
- 郵便番号 : 455-0841(集配局:名古屋港郵便局)。
脚注
WEB
書籍
参考文献
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年3月8日。ISBN 4-04-001230-5。
- 名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日。全国書誌番号:93012879。
関連項目
- 名古屋市の地名
外部リンク
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