金剛寺(こんごうじ)は、東京都世田谷区にある真言宗智山派の寺院。
概要
慶長年間(1596年~1615年)、頼栄法印によって開山された。1284年(弘安7年)、聖空上人が薬師如来像を安置する小堂を創建したのが起源である。その後慶長年間に至り、当地の名主だった粕谷家の菩提寺として、この小堂を基に寺院を整備した。寺院としての形が整ったのは慶長年間であるため、当寺の開山は聖空上人ではなく、頼栄法印としている。
聖空上人が安置した薬師如来像は「北向薬師」と呼ばれるようになり、「坂東七薬師」の一つに数えられている。
交通アクセス
- 東急大井町線上野毛駅より徒歩8分。
- 上野毛駅・二子玉川駅よりバス(東急バス 黒02系統)「天祖神社」下車
脚注
参考文献
- 竹内秀雄 著『世田谷区史跡散歩 (東京史跡ガイド12)』学生社、1992年
- 「野良田村」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ49荏原郡ノ11、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763982/21。




