サンデープレゼント』は、1958年3月から1969年6月まで日本テレビ系列局が編成していた単発特別番組枠である。

概要

直前の時間帯に編成されていた『加美乃素日曜劇場』(以下「日曜劇場」と表記)とともにスタートした枠で、『日曜劇場』が舞台中継を主にしていたのに対し、本枠は歌謡番組をメインとし、その一方で舞台中継も放送するという形態を採っていた。また、『日曜劇場』と同様に当初は日本テレビが単独で製作していたが、後に読売テレビとの共同製作へ移行した。

1968年に『日曜劇場』が放送番組のジャンルを変え、タイトルを『日曜ビッグバラエティ』と改めた後も本枠は続いていたが、その半年後には本枠も解体された。

編成時間

基本時間は、1968年3月までは日曜 14:30 - 16:00 (日本標準時)だったが、それ以降は『日曜映画劇場』(第1期)が15:45 - 17:10に編成されたのに伴い、14:30 - 15:45にまで縮小した。いずれの時期にも『日曜劇場』と同様に放送枠が拡大または縮小することがあり、『日曜劇場』と枠を交換することもあった。また、プロ野球中継(オープン戦・開幕戦・日本シリーズなど)やその他の中継が行われる日には休止していた。

提供

1961年までは東京芝浦電気(現・東芝)の一社提供で、正式タイトルも『東芝サンデープレゼント』と同社の名を冠していたが、それ以降は東芝を除く複数社提供になり、タイトルから社名が外された。

放送番組

  • ビクター歌の大行進(1962年10月14日、日本テレビ制作)
  • 花影屋しずく(1963年5月5日、日本テレビ制作) - プロ野球中継の雨天中止によって放送。
  • 気まぐれ夜間旅行(1964年5月10日、日本テレビ制作)
  • 曽我廼家家摂の?生活40年(1965年5月16日、よみうりテレビ制作)
  • 橋幸夫夢のヒットパレード(1966年5月8日、日本テレビ制作)
  • 全員集合! ザ・ドリフターズ(1967年4月23日、日本テレビ制作)
  • クラウン夢のパレード(1967年10月29日、日本テレビ制作)
  • 世界大魔術団(1968年5月3日、日本テレビ制作)
  • コント55号春のおどり(1969年4月27日、日本テレビ制作)
  • ほか

出典

  • 日本テレビ放送網株式会社社史編纂室 編『大衆とともに25年 沿革史』日本テレビ放送網、1978年8月28日、434 - 478頁。NDLJP:11954641/233。 

関連項目

  • 日曜スペシャル (日本テレビ) - 5年後の1974年4月から同じ時間帯に編成されていた単発特番枠。

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