彼女の“Modern…”」(かのじょのモダン)は、GLAYの3枚目のシングルである。1994年11月16日にポリドールより発売された。

概要

佐久間正英をプロデューサーに迎えた3作目のシングル。このシングル以降佐久間は亡くなる直前の2013年まで専属プロデューサーを務める。当初は9月21日の発売で予定されていた。GLAYのインディーズ時代後期の頃の曲で、1993年夏~秋頃に集中して作った曲である。同時期には「真夏の扉」、「Freeze My Love」などがある。

GLAY初のノンタイアップシングル。本来カメリアダイヤモンドのCM曲となることを意図して書かれた曲であるが、採用されなかった。この曲をリリースする前、TAKUROは、「俺の好きなバンドは、みんな3枚目のシングルでブレイクしているんだ。これが勝負曲だよ。」と意気込んでいたが、最高順位が45位と、MEN'S 5の「“ヘーコキ”ましたね」よりもオリコンの順位が低かったため、メンバー会議が行われた。その後TAKUROは「いつかこの曲を100万人に聞かせてやる」という野望を抱き、ベストアルバム『REVIEW-BEST OF GLAY』では真っ先にこの曲を選曲したと語る。なお、2曲共、このシングルに収録されているドラムはJIROが学生時代に大好きだったバンド“DEAD END”のドラマー湊雅史が担当している。

収録曲

楽曲解説

  1. 彼女の“Modern…”
    このシングル自体の売り上げは低かったものの、計3枚のベストアルバムに収録され、ライブでも頻繁に演奏されている。2010年に発売された42枚目のシングル「Precious」に再録バージョンが収録された。
    ミュージックビデオ(VIDEO GLAYに収録)には、元ドラムスのNOBUMASA(当時サポートメンバー)が出演している。
    2021年に行われたB'z主催のRock Project『B'z presents UNITE #01』で、B'zとコラボレーションして披露された。歌詞の一部分はB'zの楽曲「孤独のRunaway」を参考にしたといい、リリース後に作詞をした稲葉浩志に初めて会った際、この件を稲葉に伝えたと言う。
  2. INNOCENCE
    当初はシングルの表題を争った。
  3. 彼女の“Modern…”(オリジナル・カラオケ)
  4. INNOCENCE (オリジナル・カラオケ)

収録アルバム

彼女の“Modern…”

  • 灰とダイヤモンド (アルバムバージョン)
  • SPEED POP
  • REVIEW-BEST OF GLAY
  • DRIVE-GLAY complete BEST
  • THE GREAT VACATION VOL.2 〜SUPER BEST OF GLAY〜
  • rare collectives vol.3 (ライブバージョン)
  • rare collectives vol.4 (再録)
  • 灰とダイヤモンド Anthology (『灰とダイヤモンド』とはアレンジが違うバージョンと再録バージョンの2バージョン収録)
  • SPEED POP Anthology (リミックスバージョン)
  • REVIEW II -BEST OF GLAY- (『SPEED POP Anthology』収録バージョン)

INNOCENCE

  • SPEED POP
  • rare collectives vol.1 (オリジナルバージョンとライブバージョンの2バージョン収録)
  • SPEED POP Anthology (リミックスバージョン)

脚注

関連項目

  • 1994年の音楽

外部リンク

  • 彼女の"Modern..."(Discography) - GLAY 公式サイト



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