高橋 小十郎(たかはし こじゅうろう、1845年2月9日(弘化2年1月3日)- 1911年(明治44年)9月5日)は、明治期の実業家、政治家。旧名・小野田久助。
経歴
三河国渥美郡高塚村(愛知県渥美郡高塚村、豊南村、高塚村、高根村、高豊村を経て現豊橋市高塚町)で、小野田久二郎の二男として生まれた。同村、小野田吉次郎の寺子屋で学んだ。1854年(安政元年)吉田(豊橋)船町の回漕肥料店・高橋小十郎家に奉公した。1870年(明治3年)主人、高橋小十郎が死去し、跡取り不在のため高橋家を継承し、小十郎を襲名した。
継承した回漕業の経営を次第に拡大し、豊橋一の回漕問屋に成長させた。また、豊橋市街第一番組長会議員、渥美郡町村連合会議員、豊橋商談会議員、豊橋町会議員、豊橋商業会議所常議員、豊橋米穀取引所監査役などを務めた。
1894年(明治27年)9月、第4回衆議院議員総選挙(愛知県第11区、立憲革新党)で当選し、その後、進歩党に所属し衆議院議員に1期在任した。
その後、1898年(明治31年)三遠銀行頭取、1907年(明治40年)豊橋商業会議所会頭にそれぞれ就任した。
親族
- 養嗣子 高橋小十郎(実業家、豊橋市長)
脚注
参考文献
- 『衆議院議員総選挙一覧 上巻』衆議院事務局、1915年。
- 『総選挙衆議院議員略歴 第1回乃至第20回』衆議院事務局、1940年。
- 郷土豊橋を築いた先覚者たち編集委員会編『郷土豊橋を築いた先覚者たち』豊橋市教育委員会、1986年。
- 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
- 豊橋百科辞典編集委員会編『豊橋百科事典』豊橋市、2006年。




