ジェシー・トーマス・リード(Jessie Thomas Reid , 1962年6月1日 - )は、アメリカ合衆国ハワイ州ホノルル出身の元プロ野球選手(外野手)。
来歴・人物
リンウッド高校から1980年のMLBドラフト1巡目(全体の7番目)でサンフランシスコ・ジャイアンツと契約。1987年9月にメジャー初昇格を果たし、9月29日には初スタメンでサンディエゴ・パドレスのジミー・ジョーンズから本塁打を放つも、2年間で出場は8試合のみ、安打はその本塁打1本のみにとどまった。1989年にオークランド・アスレチックスと契約するがメジャー昇格はならず、シーズンオフにフリーエージェントとなった。
1991年7月に日本へ渡り、NPBの近鉄バファローズへ入団。同年、近鉄はラルフ・ブライアント、ジム・トレーバーという強力助っ人外国人を擁し、首位争いを演じていた。しかし、7月にブライアントが故障で戦線離脱してしまう。だが、第3の外国人として契約していたオジー・カンセコはまだ一軍出場の目処が立っていなかった。そこで白羽の矢が立ったのがリードだった。
入団するとすぐに一軍登録され、シーズン終了まで出場し続け51試合に出場し打率.275本塁打10本を記録しチーム残留を勝ち取った。翌1992年はトレーバーが退団したこともあって開幕から一軍で4番打者として出場し続けていたが、他球団に対策され打率を大きく下げ本塁打も10本止まりとなる。シーズン後半には途中入団したアルビン・デービスに一軍の座を譲り渡すこととなる。シーズン最終戦の10月13日の対日本ハム戦で、途中出場のリードは延長10回裏に芝草宇宙からサヨナラ本塁打を放つが、その試合を最後に退団し、1994年にメキシコでプレーしたのを最後に現役を引退した。
詳細情報
年度別打撃成績
記録
- NPB
- 初出場・初先発出場:1991年7月19日、対オリックス・ブルーウェーブ18回戦(グリーンスタジアム神戸)、3番・指名打者として先発出場、5打数1安打
- 初打席:同上、1回表に伊藤敦規の前に左飛
- 初安打:同上、8回表に佐藤義則から二塁打
- 初打点:1991年7月28日、対ロッテオリオンズ15回戦(藤井寺球場)、1回裏に伊良部秀輝から左前適時打
- 初本塁打:同上、5回裏に伊良部秀輝から右越2点本塁打
背番号
- 26 (1987年 - 1988年)
- 35 (1991年 - 1992年)
関連項目
- 大阪近鉄バファローズの選手一覧
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)

![]()


